2010年2月9日

Kamakura of Mind

ちょくちょくこのBlogで嘆くのだが

鎌倉に行きたい。
むしょうに行きたい。
勝手に行けよと言うなよ。
ちょっと書かせて欲しいんだ。
俺の両親は親父は墨田区出身で、お袋が新宿区出身。
そんなお袋の母親、つまり婆ちゃんが一時期住んでいた家が鎌倉で
小学生の時に夏休みを利用してよく遊びに行った。
今はなき、俺にとっての田舎だ。
鎌倉には常盤という地帯がある。鎌倉駅西口から一本道をてくてく歩いて約20分。
そこにお袋と家族の住んでいた家があった。
まだ低学年とかだった俺は、その年の夏も一人で鎌倉に行く事になって電車に乗って向かった。
思えば一人でそんな長旅をしたのはこの時が初めてだろう。

ここまで読んでもらって最初に断るが、特に面白い話ではないんだ。
現にこれだけ月日が経てば自分自身特に記憶にも残っていない。
一つを除いて。
家に向かうまでに途中でくぐるトンネルがある。
その薄暗いトンネルの中から見えた、晴れ渡った空と巨大な入道雲。
それが今でも忘れられない。
幼心にも感動したもんだ。

大人になった今もその景色を求めて、ちょくちょく鎌倉に行くのだけれど
未だ入道雲の奴は姿を現さない。
でも俺は今その景色がむしょうに見たいんだ。
だから姿を現してくれよ。

俺は今週末に鎌倉に行く。
行ってトンネルの中から絵を描いて、それを渡したい人がいるんだ。
夏じゃないのはわかっている。
だけど姿を現してくれよ。

きっと俺と同じように感動してくれると思うんだ。
俺は婆ちゃんの孫なんだから。

お粗末.

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